仕事に役立つ各種ツールを紹介していきます。すべて実際に自分で買って使っているものです。
腕時計
30代の後半に大学時代からの憧れだったROLEX SUBMARINERを長期ローンで手に入れました。確か36回払いだったかな。
入手後は嬉しくて毎日していたのですが、すぐにその重さ(=物理的な重さ)に耐えかねて、ツールではなくコレクションと化してしまいました。自動巻きとはいえ、1日使わないと翌日はもう動かなくなるというアナログ感についていけなくなったというのが正直なところです。
40代になってからは装飾面よりも機能面の方に価値観が傾き、いわゆる「ソーラー電波」時計に興味が移りました。
今使っているのは、REGUNOソーラーテック 電波時計 RS25-0483Hというモデルです。
たった1万円で「遅れない」「止まらない」「軽い」の3点に加え、ROLEXのエクスプローラー1に近いデザインであることが気に入り、購入してから数年間ほぼ毎日利用しています。
写真にあるとおり、Rolexと並べても決して見劣りしないデザインですごく気に入っています。販売停止になる前にもう一つ購入しようと思っています。
アンドロイドとiOSのそれぞれでしかできないことがあることから、当面は2台での運用とせざるを得ないかなと感じています。
メモツール
社内での打ち合わせにおいて、メモ用紙は必須です。
打ち合わせに際しては、相談者から説明のあった商流を図でまとめていきます。
その商流の図をもとに、相談内容をメモしていくと、何が論点なのかが見えやすくなります。
こうしたメモをうまくできるようになることが、法務担当者には求められます。
さて、打ち合わせで使うメモ用紙ですが、かつては弁護士が使うリーガルパットを(カッコいいのではないかと考え)使っていましたが、商流をまとめる際に「線」が邪魔になるんですね。
そこで、最終的には単なるコピー用紙の裏紙をクリップボードにとめて使うという方法に落ち着きました。
商流を図解していく上で、ノートにある線は邪魔になりますので、結局「無地」の紙が一番いいという結論になり、かれこれこの方法を10年以上続けています。
また、相談が終了した後に処分がしやすいというメリットもあります。ノートですと、相談の事案が終了した後でも、ずつと手元に残ることになりますので、精神衛生上よくないように感じました。
もちろん、処分するにあたっては、必要な部分だけ簡単にスキャンして残すこともあります。できるだけ電子化して残すという方法はペーパーレス化という動きにも合いますので、オススメできるところです。
コリをほぐす
ビジネスに直接効くというわけではないですが、健康維持のため、かれこれ20年以上使っているスグレモノを紹介します。中山式 快癒器、通称「中山式」です。
大分年季が入っていますが、自分が使っている現物の写真をお見せします。
法務の仕事はどうしても座っている時間が長いため、腰にきてしまうことが多いです。
私は毎晩寝る前にこの器具を使って腰の痛みを和らげています。4点のものは腰から背中用、2点のものは首用で使い分けています。
正直、この器具に出会わなければ、今の仕事を続けられなかったかもしれないと感じるほど、効果を実感できる商品です。使った感想は、いわゆる「イタギモ」なのですが、使い終わった後はカラダがポカポカしてきて、クセになります。
山口周 氏の著書
あえて、オススメ本ではなく、オススメツールとして紹介します。
これまで多くのビジネス本を読んできましたが、山口周氏の著書はそれらのビジネス本とは一線を画しています。
初めて読んだ山口周氏の著作は「外資系コンサルの知的生産術」です。最初は独特の言葉のチョイス(例えば「短兵急」といった言葉など)や、引用される哲学者の名称などへのとっつきにくさから、読み進めるのに時間がかかったことを覚えていますが、読み終わった後に、もう一度チャレンジしたくなるんですね。そうして、何度か読み進めていくうちに、完全に虜になりました。
法務の仕事をする上でも、山口周氏の本は参考になります。
例えば、最近、社内で知財情報のシェアを目的としたシステムの導入や、研究開発発表会の開催という働きかけを行ったのですが、こうした新しいイベントを成功させるには「押し付け」ではなく役員や参加者の「共感」を得ることが極めて重要であることを山口周氏の著書から得ていましたので、この点を意識して動いたことで、いずれのイベントの導入もスムーズに進めることができました。この働きかけについては、いずれ詳しくまとめてみたいと思いますが、とにかく山口周氏の本はビジネスに効きますので、ぜひ読み込むことをオススメしたいと思います。
最近、山口周氏は対談形式の著書など多くの著書を出版されていて、私はいずれの著作も読んでいますが、まずは次の3冊だけでいいと思います。これらを3回(できれば5回)読めば、法務担当の枠にとどまらないビジネスパーソンへ成長するための指針を得ることができると思います。
順番としては、まず「外資系コンサルの知的生産術」を読み、山口周氏の考え方の基本を身につけ、その後「知的戦闘力を高める独学の技法」と「外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント」に進むことオススメします。