情報収集は本から?それとも動画から?
私はこれまで情報収集は基本的に「本から」と決めていました。
これは、本サイトでも再三にわたり紹介してきた「レバレッジ・リーディング」(本田直之著)にあった次の記載に感銘を受けたためです。
ビジネス書には世界的な経営者や、さまざまなビジネスで成功した人のノウハウが詰まっています。(中略)汗水たらし、血のにじむような努力をした他の人の数十年分の試行錯誤の軌跡が、ほんの数時間で理解できるよう、本の中には情報が整理されているのです。
本書で紹介されているように、必要な部分を拾い読みしていきながら、レバレッジメモを作成し、それに何度も目を通すことで自分の血肉にしていく、という方法をこれまで10年以上続けてきて、実際に多くの情報を身につけ、仕事に役立てることができるようになってきました。
このように私はこれまで圧倒的な「本派」であったわけですが、最近「動画派」に移行しつつあります。
ほんの数年前までは、ビジネスに役立つ良質な動画コンテンツはYouTube上にはあまり存在していなかったように思います。
ところが最近では下記に紹介するような良質な動画コンテンツが揃ってきており、本を読むよりも短時間で、かつ記憶に残る形で情報が得られる環境が整ってきました。
1.学識サロン
例えば、上で紹介されている「ニュータイプの時代」(山口周著)は、私も複数回読んだ良書ですが、この本の要素をたった8分弱で、分かりやすいアニメーションにより紹介してくれています。
2.明快キング
こちらの動画でも同じ本をわかりやすくまとめてくれています。学識サロンと同様、アニメーションを使って印象に残るような工夫がされています。
双方とも「ニュータイプの時代」という本の要素を的確にまとめてくれており、これらを見た後に改めてこの本を読んでみると、さらに深い理解が得られるという効果もあります。
広告による効率低下を排除する
動画(特にYouTube)による情報収集でネックになるのは、動画閲覧中に何度も挟み込まれる「広告」です。
これまでYouTubeは通勤中に何となく閲覧する程度の位置づけでしかありませんでしたので、広告の時間も「やむを得ないもの」として受け入れてきたのですが、上記のような良質なコンテンツから情報を得ようという意識をもって閲覧するようになると、この広告が本当に邪魔に感じられるようになりました。
そこで、思い切って「YouTube Premium」に登録してみることにしました。
YouTubeは「タダで見るもの」という意識がありましたので、契約する前は非常に抵抗がありましたが、1回広告なしのYouTubeを経験してしまうと、もう元には戻れなくなります。
広告による集中力の阻害が一切なくなり、効率よく情報収集ができるようになりました。
毎月1,180円(2021年1月現在)かかりますが(私はファミリープランなので毎月1,780円支払っていますが)、体感的には、10倍以上のリターンが得られているという印象です。
<YouTube Premiumは、下記のノジマの解説が参考になります>
「本」と「動画」の「ハイブリッド」による情報収集
最近の動画は、上述の本田直之氏の本の引用部分で挙げた「汗水たらし、血のにじむような努力をした他の人の数十年分の試行錯誤の軌跡」を、惜しげもなく公開してくれるものが多く、大変参考になります。
そうした「試行錯誤の軌跡」を効率よく得られるのであれば、本にこだわる必要はなく、より短時間で要素が得られる動画コンテンツによる情報収集もどんどん取り入れていくべきであると思われます。
本による情報収集も捨てるべきではありませんが(特に、企業法務の情報収集は、動画コンテンツだけではまだまだ難しい情報にありますが)、ビジネス全般を学ぶための良質なコンテンツが増えてきている現在のYouTubeは、月額1,180円を投資する十分な価値を有していると感じています。
本項は以上です。
コメント